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    <title>終端駅のセクション</title>
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    <updated>2008-10-04T09:14:58Z</updated>
    <subtitle>終端駅Nゲージセクションの製作記と訪問記です。</subtitle>
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    <title>駐輪場</title>
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    <published>2007-04-14T08:25:45Z</published>
    <updated>2007-05-31T13:09:04Z</updated>
    
    <summary> 【駐輪場についての新聞記事】 駅周辺の放置自転車に業を煮やした市は、とっておき...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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    </author>
    
        <category term="訪問記" />
    
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        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>
<div class="img-center">
<img alt="secrep152.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep152.jpg" width="420" height="320" />
</div>

<p>【駐輪場についての新聞記事】</p>
<p>
駅周辺の放置自転車に業を煮やした市は、とっておきの奇策に出た。それは放置された自転車を処分…　ではなく、自転車に対する愛着心を持ってもらい、合わせてその楽しみを伝えるため、定期的に市民サイクリングの催しを行なったのだ。この企画運営には市内のサイクリストやクラブにも積極的に加わってもらい、また自転車店も技術面のボランティアとして全面的にバックアップを行なった。その結果、住民は自転車を大事にするようになり、駐輪場の停め方も非常に丁寧になったというわけだ。加えてサイクリング車の需要も高まり、ショップも思わぬ効果に目を細めているという。
</p>
<p>
前回の市民サイクリング大会に町内の友人達と参加して楽しんだ田中一郎さん（29）は、「風を感じながらマイペースで走れるのがいい。普段と違った自転車の楽しみ方を発見出来た。これからは自転車を大切にします。」と話した。
（東葛日報より引用）
</p>

<div class="img-center">
<img alt="secrep153.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep153.jpg" width="420" height="320" />
</div>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>

本編第2話は来週末くらいには公開出来るかと。現在写真の加工に時間をとられております。
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    </content>
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    <title>水神もりの物語（■第2話）</title>
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    <published>2007-04-21T08:00:00Z</published>
    <updated>2007-05-31T13:12:16Z</updated>
    
    <summary> 二度目の訪問は、それからしばらく経ったある週末だった。この日はぜひともあの電車...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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        <category term="訪問記" />
    
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        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>
<div class="img-center">
<img alt="secrep16.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep16.jpg" width="280" height="210" />
</div>
<p class="prolog">
二度目の訪問は、それからしばらく経ったある週末だった。この日はぜひともあの電車に乗ってやろうという意気込みで、それだけを目的に出かけて来たのだ。JR駅の改札を抜け、広場の片隅にある水神森駅へと向かう。駅前に立ち、改めてこの建物を見上げると、どこか懐かしく、それでいて畏敬の念のような気持ちが体の奥から湧き上がって来る。
</p>
<p class="prolog">
<span class="cmnt">「なんだろうな、この感じは」</span>と思いつつふと見ると、駅名を記した看板の裏手に、うっすらと昔のペンキ文字跡らしきものが浮かんでいるのに気がついた。<span class="cmnt">「水神杜駅？」</span>昔の駅名は少し字が違っていたのか。
</p>
<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>
<p>
駅へ入り、例のベンチ前まで歩を進める。そぉっと売店の方を見るが、今日はこないだのおばちゃんではなく、若い女性の売り子が届いたばかりの荷物を黙々とさばいていた。時刻表を見上げて次の発車が何時だか調べる。どうせならこの支線の全線を乗って来たいのだが、休日ダイヤのためか、終点まで行く電車はまだ小一時間ほども待たなければならないのがわかった。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep17.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep17.jpg" width="476" height="305" />
</div>
<p>
少々気抜けして駅の入り口から外を覗く。空は晴れているが、街並みの向こうには黒い雲が湧き上がって来ている。<span class="cmnt">「ちょっとどこかで軽く腹ごしらえでもして来るか」</span>いつも一人で出掛けると、まともにお昼を食べる事のあまりない私だが、この日は少々空腹気味だった。広場の向こう側にバーガーショップが見えたが、これはあまり得意でないのでパス。他に食堂らしき店は見えないが、右手に大きなショッピングセンターの建物がある。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep18.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep18.jpg" width="360" height="270" />
</div>
<p>
<span class="cmnt">「中に何かあるかな？」</span>と思いつつそちらへ向かって進もうとすると、駅事務所の横にバス停を発見。JR駅正面にはバスプールがあって、大型の路線バスがひしめきあっていたのだが、こんな裏手にもひっそりと乗り場があったのだ。小さなバスが一台発車を待っているが、まだ時間があるらしく、お客は誰もいない。人の良さそうな運転士がベンチで休憩していたので、思い切ってこの辺にどこか食堂がないか尋ねてみた。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep19.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep19.jpg" width="320" height="302" />
</div>
<p>
彼が言うことには、この道の先に喫茶店があって、そこのランチが安くて美味しくてお勧めだそうな。礼を言い、なだらかに下り気味の
道路を右側にうらぶれたホーム裏手を見ながら歩いて行くと、すぐにその店があった。建物はだいぶ古びているようだが、入り口は良く手入れされており、入るのに躊躇する必要はなかった。
</p>
<div class="img-center">
：
</div>
<p>
<span class="cmnt">「カランカランカラン」「ありがとうございましたー」</span>
ドアベルの音とマスターの声に送られ、美味しい食事に満足した私は足取りも軽く店を出た。やっぱり、仕事でここらを良く分かってる人間に聞いて正解だった。バスやタクシーの運ちゃんは、職業柄良い店を知っているものだ。いい気分で一歩踏み出そうとして、<span class="cmnt">「おっ」</span>と気がつく。いつの間にか雨がビシャビシャと降っている。さてどうしよう…、駅まではすぐだから走って行けない事もないが、それにしても結構な降りだ。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep20.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep20.jpg" width="360" height="256" />
</div>
<p>
店の前で躊躇してる私に気づいて、中からマスターが様子を見に出て来た。<span class="cmnt">「おや、降り出してたんですね。傘でもお貸ししましょうか。」<br />
「いや、走って行きますよ。」<br />
「それとも、お時間あれば少し雨宿りされたら？通り雨のようですし。珈琲、お代わりお出ししましょう。」</span>
彼は、メニューの書いてある黒板を軒下へ移動させながらそう言った。<br />
<span class="cmnt">「そうですねぇ…。」</span>
少し考えて、マスターの提案を受ける事にした。いや実際、電車に乗り遅れる事をいとわないくらい、美味しい珈琲を出す店だと感じていたのだ。
</p>
<p>
店内は最初私が入った時に数人の先客がいたが、注文が出て来るまでに皆食事を終わって出て行ってしまったので既に誰もいない。他にバイトらしい若い女の子も店を手伝っていたが、時間が来たらしく途中で帰っていったので、最後にはカウンターを挟んで私とマスターだけが取り残される格好になった。静かな店内に、駅を発車して店の裏手を通過して行く電車の音が響く。<span class="cmnt">「あ、行っちゃったか。」</span>
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep21.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep21.jpg" width="320" height="240" />
</div>
<div class="noem">
<span class="cmnt">「次の電車は30分後です。」<br />
「え？よくわかりますね。」<br />
「そりゃ、もうここで何十年も商売してるんでね。体に染み付いてますよ。」</span>
</div>
<p>
それをきっかけに、珈琲をすすりながらそのマスターには色々とこの駅のあたりの昔話を聞く事が出来た。開通当時、この線は東葛電車と呼ばれていた事、「葛」を別読みした愛称「くず電車」でも人々に親しまれていた事、主にこの奥にある大神宮への参拝客を運んでいた事、僅かながら貨物列車も走っていた事、そして後に別の私鉄に吸収されてその支線となった事など。それから、少々気にかかる噂も教えてくれた。曰く、近くこの駅で大規模な工事が始まるらしい、と。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep22.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep22.jpg" width="476" height="382" />
</div>
<p>
電車の時間も近づいたので話をそこで切り上げて出て来てしまったが、工事とはいったいどういう事なんだろう。雨上がりで雲の切れ間から徐々に青空の見え出した空の下を、駅へと急ぎながら私はあれこれ思考を巡らしていた。相変わらずガランとした駅へ入り、券売機でプリペイドカードを買って自動改札へと向かう。手にしたカードを良く見ると、そこにはあの電車と共に、マスターの言っていた大神宮の立派な拝殿の写真が写っていた。
</p>
<p>
天井から吊り下がっている案内表示によると、次の電車は左手ホームからの発車だ。遠くでは既に踏切の警報機の音も聞こえ出している。例によってベンチには老人達が数人、そしてホーム中ほどに前回の駅員が立っていた。彼は顔をおぼえていてくれたみたいで、私に気づくとあっという目をした後にニコっと微笑み、帽子のつばに手を当てて少し会釈をした。こちらも軽く頭を下げて返したが、そうこうしてるうちにもキシンキシンとカーブを回る車輪の軋み音が近づいて、やがて電車の姿が現れた。
</p>
<p>
それは前に見た茶色い古風な車両ではなく、緑とクリームに塗り分けられた2両編成の近代的な冷房車だった。ホームの有効長が短いため、電車は前回にも増して慎重に車止めへと向かって進み、静かに目の前で停車した。ポツポツと何人かの客が降り、入れ替わりに何人かの客が乗り込んで銘々自分の席に着くと、あとは発車を待つ電車が時々発するコンプレッサーの音がするばかりだ。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep23.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep23.jpg" width="476" height="261" />
</div>
<p>
私は一度席に着いたものの、まだしばらく発車する気配がなさそうなので立ち上がってドアへと進み、すぐ外のホームにいる彼に尋ねてみた。
<span class="cmnt">「こないだの電車と違うんですね。」
「あ、ええ、あれは平日の限られた時間帯しか走らさないんですよ。」</span>
彼の話では、あの電車は開通当初からの生き残りで、なかば動態保存を目的として動かされている物だそうだ。もう大分老朽化しているし冷房も無いので、季節・期間を限定した運行になっているのだという事を教えてくれた。
</p>
<div class="noem">
<span class="cmnt">「なるほど…。ところでこの駅、何か工事が始まるんですか？」<br />
「ご存知でしたか。そうか、ネットの情報ですね。最近は、うちらより詳しい専門のサイトがあるからなぁ。」<br />
「いや、そういうわけでも…」<br />
「あのベンチからの眺めも、もうすぐ見納めですよ。」</span>
</div>
<p>
そこまで話した時に発車を知らせるメロディがホームに流れ出し、彼は仕事の顔に戻ってマイクを握る。手馴れたしゃべりでアナウンスをする彼。私がドア内側へ一歩退くとほぼ同時に、両開きのドアが戸袋から出て来て駅員の姿をホームに残し、真ん中でピタリと閉じた。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep24.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep24.jpg" width="420" height="324" />
</div>
<p>
<span class="cmnt">「プシュー」</span>と響くブレーキ開放音、するすると加速して行く電車。丸屋根の下を出ると雨上がりの日差しが強烈で、外の景色が薄く白っぽく見える。右手にはビルと高架線、左手には先ほどの喫茶店らしき建物が窓の外を後方へと流れて行く。私は座席に戻ったが、不思議な事にそこから先の記憶が無いのだ。ポイントをガタガタと音を立てて通過したところまでは、体の揺れで憶えている。その後急に外の景色がホワイトアウトしたような感じになって、何だか夢の世界へと落ちて行くみたいな心持ちがした。
</p>
<div class="img-center">
：
</div>
<p>
気がつくと私は再び水神森駅の駅頭に立ち、駅舎を見上げて風に吹かれていた。もう夕日はビルの向こうに落ちてしまったが空にはまだ残照が残っており、茜色の空に薄紫の雲を鮮やかに浮かび上がらせている。休みの日の夕方、JR駅へと出入りする人たちは平日の通勤客に比べて穏やかな動きをしており、その流れに逆らう形で突っ立っている人間を誰も咎めようとはしなかった。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep25.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep25.jpg" width="476" height="397" />
</div>
<p>
私は電車の中で眠ってしまったんだろうか。そのまま終点まで往復した結果、ここへ戻って来たのだろうか？　曖昧な記憶の中に
大神宮へお参りした自分がいて、その建物を仰ぎ見たような気もする。しかしそれが実景だったのか、あるいは単にカードの写真から連想した幻覚なのか、未だに判然しないでいる。<span class="cmnt">「記録を見ればいいんだ。」</span>そう思ってポケットのカードを探ったが見付からない。電車にすら私はまだ乗っていないというのか？
</p>
<p>
JRの駅から帰りの快速に乗った。ドア脇に立ち、発車してホームを離れると同時に、顔の左右を両手で覆ってガラスに押し付け黒い外
の風景を凝視する。高架下に薄暗い蛍光灯を灯す小さなホームと、そこから延びて離れて行くカーブした線路の光が見えたが、次の瞬間目の前にはすぐ脇に建つビルが割って入り、その煌々とした照明に眩惑された。そしてそれが通り過ぎた後は、もう線路も何も見えなくなっていたのである。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep26.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep26.jpg" width="420" height="315" />
</div>
<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
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    </content>
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    <title>駅名標</title>
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    <published>2007-04-28T08:00:00Z</published>
    <updated>2007-05-31T13:09:03Z</updated>
    
    <summary>サイドストーリー「駅名標」を掲載します。 その後、珈琲煎香のマスターからこの線の...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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    </author>
    
        <category term="訪問記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://hkuma.net/sect/">
        <![CDATA[サイドストーリー「駅名標」を掲載します。

<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<p>
その後、珈琲煎香のマスターからこの線の歴史について少々興味深い話を聞いた。彼も常連客のある古老からの伝聞との事だったが、その昔、この駅の表記は「水神杜（すいじんもり）」という字を使っていたそうだ。そして、そのお隣に一時期なんと「水神社（すいじんやしろ）」という小駅があったらしい。木へんで杜（もり）、示すへんで社（やしろ）だが、さすがにこれはあまりにも紛らわしい。乗客の間や社内でも混乱が日常茶飯事だった為、「杜」を「森」に改めたのだそうな。
</p>
<p>
その後、水神社（すいじんやしろ）駅の方は廃止されてしまったとかで今は存在しないが、当時「もり駅」「やしろ駅」と呼んで区別していたと言う人もこの近在には多くいるようだ。その頃の事を聞こうとしたら耳の遠いお年寄りが、「やしろえきって、あぁ、あの演歌の…」　違う！それはやしろあ…、なんて話もしていた。冗談だかホントなんだか、マスターに一杯食わされたかな？
</p>

<div class="img-center">
<img alt="secrep27.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep27.jpg" width="320" height="280" />
</div>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<p>
その水神森構内には、旧駅名時代の物件がいくつか記念碑的に残されている。入口屋根下の沿線案内図は目立つ存在なので良く知られているが、もう一つ、ホーム端の柱に一枚だけ昔の琺瑯駅名板が掲げられているのは気づく人が少ないだろう。今となっては貴重な存在だが、しかしこれ、せっかく保存されたものの、ひらがな表記なので旧駅名という事を表現出来てないというオチが付いているのだ。これについては、駅裏に昔の駅名標が保管（放置？）されているそうなので、そのうちそちらが展示されるのかも知れない。
</p>
<p>
ところで、駅名ゆかりである肝心の水神様はどこにあるかというと、元は水神社駅（さてどっちでしょう？）のすぐ近くの路地裏に小さな祠があったものの、街並みが建て込んで来ると共にあちこち移転を繰り返し、最終的にどこへ行ったかは誰も良くわかっていないという、これまたいい加減な話なのである。
</p>

<div class="img-center">
<img alt="secrep28.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep28.jpg" width="476" height="862" />
</div>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
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    </content>
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    <title>大型スクリーン</title>
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    <published>2007-05-03T02:00:05Z</published>
    <updated>2007-05-31T13:09:03Z</updated>
    
    <summary> 投票結果を反映して上位5話を掲載して来ましたサイドストーリーですが、次に予定し...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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        <category term="訪問記" />
    
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        <![CDATA[<p>
投票結果を反映して上位5話を掲載して来ましたサイドストーリーですが、次に予定しています物語本編が出来るまでの繋ぎとして、後半5話も順次公開して行きたいと思います。投票結果からすると次はこちらという事で。
</p>

<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<p>
古い駅舎に据え付けられた大型スクリーン。はたから見ると甚だ不釣合いではあるが、何故こんなものがここに設置されたのだろう。
</p>
<p>
実はこれ、駅前商店会からの寄付で出来たものなのだが、真相を正すとどうやら商店主達が、あまりにボロい駅舎を覆い隠して駅前の見栄えを良くする事を画策したものらしい。しかし結局予算の関係で中途半端な大きさとなり、建物の大部分は露出したまま残ってしまい、かえって見苦しい様相を呈する結果となった。おまけに駅に出入りする客がこれを支える柱に衝突する事故があって、今は黄色いクッションを巻いて注意を促しているという次第だ。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep29.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep29.jpg" width="420" height="335" />
</div>
<p>
ちなみにスクリーンに流れる広告は一応商店会の審査を通す事になっているが、大手企業の物などは、彼ら好みのタレントの出演作が選ばれる傾向が強いらしい。もちろん、出資者である駅前商店のローカルな宣伝も流れるのだが、これに店主の顔が大写しで投影されると地元客には大うけ。それで調子に乗った一部メンバーは揃いの衣装まであつらえて、商戦隊「スイジンジャー」なるものまで結成する始末。果ては全国ローカルヒーローサミットに出席して、テレビ取材まで来てしまった。
</p>
<p>
そんなこんなで商店街は話題につられて活性化し、客入りも倍増したそうだ。電鉄側にとっても広告収入の一部が入って来るし、行楽や初詣の時期には自社のコマーシャルも流されるとの事で、それなりに美味しい関係になっているのはビジネスモデルとして面白い。街頭スクリーンが町おこしのきっかけとなった例は、景観はさておいても注目すべき点であるかも知れない。（東葛ビジネスニュースONLINEより）
</p>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>高架下駐車場</title>
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    <published>2007-05-13T12:42:10Z</published>
    <updated>2007-05-31T13:09:03Z</updated>
    
    <summary> 駅前交番の巡査の話 ええ、わりとノンビリしてるこの街でも、時々事件が起きる事は...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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        <category term="訪問記" />
    
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        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

駅前交番の巡査の話

<p>
ええ、わりとノンビリしてるこの街でも、時々事件が起きる事はありますよ。先日も高架下の駐車場で車上荒らしが出ましてね、でもすぐに犯人を捕まえる事が出来てホッとしているところです。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep30.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep30.jpg" width="420" height="460" />
</div>
<p>
何故そんなに早くわかったかって？だってね、その犯人は慌てていたのか、駐車場に足跡をクッキリと残していたんです。しかもその後に汚れた靴を駅前の靴屋、ってのは実は私の友人がやってるんですが、そこで買い替えて、処分して欲しいとその店に置いてったんですよ。
</p>
<p>
で、何か態度がおかしかったと店主から話を聞いた私がそれを持って来させると、足跡とピッタリ一致、しかも何とその靴にはご丁寧にも住所氏名が書いてあって、訪ねていったらあっさり白状しました。ちなみに盗られたのはコロッケの入った包み一つ。やっぱりなんかノンビリしてますね、この辺は。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep31.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep31.jpg" width="420" height="200" />
</div>
<p>
え？足跡ですか？駐車場の入口に転がってた缶を蹴とばしたせいで、靴が濡れて付いたんですョ。缶の中に雨水でもたまってたんでしょう。はぁ？高架下だから雨は降らない？　…なるほど確かに不思議ですね。鑑識の調べでは飲み残しのジュースでもなかったし。そういえばあの水、いつまで経っても乾かない。おかげで足跡を証拠に出来たんですが。
</p>
<p>
何か摩訶不思議な現象ですが、このあたり、水の神様が見守ってますからねぇ。ええ、どっか近くに町名の縁となった水神様があるみたいですよ、私はまだ見た事ないけど。
</p>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
        
    </content>
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    <title>走る人</title>
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    <published>2007-05-18T14:00:00Z</published>
    <updated>2007-05-31T13:09:03Z</updated>
    
    <summary> その人物はいつも決まった時間、この場所をランニングしている。何故そう言いきれる...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<div class="img-center">
<img alt="secrep33.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep33.jpg" width="160" height="135" />
</div>
<p>
その人物はいつも決まった時間、この場所をランニングしている。何故そう言いきれるかというと、毎日着ているウェアが同じで目立つため、多数の目撃者がいるからだ。という事は、きっとあの赤いジャージを何着も持っているのだろう。年齢は不詳だが、年季はかなり入っていそうな風体。性別は男で間違いない（たぶん）。
</p>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<div class="img-center">
<img alt="secrep34.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep34.jpg" width="476" height="119" />
</div>
<p>
平日の昼間も走れるという事からするとおそらく勤め人ではないと思われるが、ではいったいどういった職業なのかと問われるとそれは分からない。何しろ話しを聞こうとして駆け寄ると、競争を挑まれたと見るのか、忽ちのうちにスピードを上げて赤い疾風の如く走り去ってしまうのだ。特に狭い路地裏を民家の軒先ギリギリに走るのが得意なようであり、それは見ていてなかなかに小気味が良い。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep35.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep35.jpg" width="476" height="119" />
</div>
<p>
一方で、人目の無い海岸沿いの道を気持ち良さそうにノンビリ走っていたという噂もあるが、真偽の程は定かでない。時々何故かゼッケンを付けている事があり、そこには「1000」と番号が書いてあるそうだ。全身赤地に白の一本線…　なるほど、あの電車が好きなのか…。そう気がついた人は私と同類かも知れない。赤いランナーに心よりオマージュをささげよう。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep36.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep36.jpg" width="220" height="260" />
</div>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
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    </content>
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    <title>駅前ショッピングセンター</title>
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    <published>2007-05-23T12:51:09Z</published>
    <updated>2007-05-31T13:09:03Z</updated>
    
    <summary> 先日オープンした水神橋駅前のショッピングセンターへ早速行って来ましたので、当ブ...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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        <category term="訪問記" />
    
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        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<div class="img-center">
<img alt="secrep37.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep37.jpg" width="420" height="340" />
</div>
<p>
先日オープンした水神橋駅前のショッピングセンターへ早速行って来ましたので、当ブログ「パパ＆ママ＆息子のお騒がせな日常」でもレポートしたいと思います。まだオープンしたてで車は混雑すると思ったので、今回は電車で行きました。<img alt="densya.gif" src="http://hkuma.net/sect/densya.gif" width="15" height="14" />　うちの近所から出てるカワイイ電車は、息子も大好きで大喜び。着いたら案の定、駐車場入口は大渋滞でこれは正解でした。
</p>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<div class="img-center">
<img alt="secrep38.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep38.jpg" width="330" height="110" />
</div>
<p>
ここはちょっと昔は「しもてつストア」と言う古いデパート(!?)がありまして、パパ＆ママも屋上でデート(*^^*)した事があるのです。<img alt="snmghtrs.gif" src="http://hkuma.net/sect/snmghtrs.gif" width="11" height="9" />　今は取り壊されて大手系列になりましたが、すっかり綺麗にリニューアルされてますね。で、地下に行ったら何と！以前のデパートでやってた美味しいたい焼きのお店がそのままあるじゃないですか。<img alt="taiyaki_01.gif" src="http://hkuma.net/sect/taiyaki_01.gif" width="16" height="11" />　このお店のはアンコもあっさりしてるし、型からはみ出した皮がまたカリッカリでたまらないんです。3人で仲良く食べましたが、息子もまるまる一匹平らげたのにはビックリ。
</p>
<p>
それから、イベント広場で戦隊モノのショーをやるって言うんでイソイソと行ったんですよ。<img alt="m1.gif" src="http://hkuma.net/sect/m1.gif" width="11" height="11" />　そしたら、出てきたのは何やら胴回りの太いおじさん5人組。期待はずれでガッカリでしたが、息子は何故かケラケラと笑いが止まらず上機嫌、まー楽しめたので良かったけど。後で聞いたらどうも駅前商店会のPR企画だったようですが、ショッピングセンターとライバル関係じゃないのかな？案外仲良くやってるの？？
</p>
<p>
その後パパの洋服を見て、お隣のおもちゃ屋さんで子供を遊ばせて(笑)、又電車に乗って帰って来ました。今日は混雑していてちょっとしか見れなかったので、また行ってみたいです。でわでわ～。<img alt="tori-hiyoko-an2.gif" src="http://hkuma.net/sect/tori-hiyoko-an2.gif" width="16" height="14" />
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep39.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep39.jpg" width="420" height="400" />
</div>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
    </content>
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<entry>
    <title>水神もりの物語（■第3話）</title>
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    <published>2007-05-26T08:57:59Z</published>
    <updated>2007-05-31T13:12:35Z</updated>
    
    <summary>以下お待たせしましたが、第3話をお送りします。少々長くなりましたので後半を第4話...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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        <category term="訪問記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://hkuma.net/sect/">
        <![CDATA[<p>以下お待たせしましたが、第3話をお送りします。少々長くなりましたので後半を第4話へと分割し、後日公開という形にしたいと思います。</p>

<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<p class="prolog">
それから何ヶ月かはそこへ赴く機会がなかったが、その間にもネットで情報は徐々に収集していた。やはりあのマスターの話してくれた通り、元々この線は東葛電車（正式名は東葛電気軌道）と言い、水神橋駅から数キロ離れた先にある大神宮への参拝客輸送を目的に開設されたものだそうだ。また、当初は沿線にある醤油工場などの貨物輸送も一手に担っていたが、国鉄との軌間が異なっていた為に荷物の積み替えを行なう必要があった事と、その後モータリゼーションが進んだ為もあり、順次トラック輸送に切り替えられてしまったという。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep40.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep40.jpg" width="260" height="170" />
</div>
<p class="prolog">
参拝客の方も初詣や縁日等には多少混雑する事もあるが、年間を通じての輸送人員は期待された程でもなく、経営は苦しい状態が続いた。しかし神宮の少し奥手に準大手私鉄の新線が都心へ向かって延びてきたために、そこと接続を果たしてJRとの間を連絡する支線となり、傘下に入って生き残りを図ったというわけだ。ちなみに同社バス部門も同時に吸収されたが、その後該当路線だけ分社化され、東葛電車の末裔となって現存する。
</p>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<p>
駅の工事に関しても、ネット上で一部その計画を目にする事が出来た。それによると、JR駅前の再開発と水神森駅及び付近の地下複線化を行なう大規模な工事で、行く行くは都心から延伸して来る地下鉄との相互乗り入れも計画されているらしい。また、水神森駅を出てすぐの所で現在一部に大通り上を走る路面併用区間があるので、合わせてそれも解消するのが狙いとの事だった。
</p>
<p>
それらの情報を几帳面に調べてネット上に載せているサイトがあり、ある日私はその開設者にメールを送ってみた。東葛電車についていくつか疑問点があったので質問したのだが、彼はその一つ一つについて丁寧に解説してくれ、おまけに<span class="cmnt">「長いことサイトをやってるがこれだけ興味を持って質問して来た人は珍しい」</span>という事ですっかり意気投合。即席の二人オフ会を行なう所にまで、話はトントン拍子で進んでしまった。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep41.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep41.jpg" width="476" height="204" />
</div>
<p>
約束の日、私は早起きをして自転車でこの街へとやって来た。歳とともに少々気になる体型になって来た事もあり、あるサイクリングイベントに参加したのがきっかけで、最近は自転車で遠出するのが楽しくてしょうがないのだ。高架下に駐輪場を見つけてそこへ愛車
を置いた後、JR駅前の交番脇で少々不安ながら待っていた。
</p>
<p>
<span class="cmnt">「えぇっと、東葛電車の方…」</span>遠慮気味に声をかけて来た彼は、私と同世代の人のようだった。<span class="cmnt">「あ、そうです。どうも。」</span>会話が微妙なのは、お互いにハンドル名しか知らない者同士のせいだ。目印としてそれを書いて胸に付けていた名札は、恥ずかしいからすぐにポケットに仕舞った。彼は小さい頃からこの近所に住んでいるそうで、東葛電車もずっと見続けて来ている。そのぶん知っているし愛着があるから、あれだけの情報を集めて公開する事が出来たのだろう。
</p>
<p>
まずは、地下駅化の着工も近づいている水神森駅の構内や周辺で、しばらく写真を撮った。この日は売店のおばさんもいて私を見つ
けると声をかけてくれたが、相方の彼とも顔見知りのようだった。二人で牛乳を注文して一気に飲み干すと、おばさんを交えた三人の
笑い声が丸い屋根の下に響いた。運よくあの旧型車もやって来たのでカメラに収める事が出来たが、きっと彼は運行予定を調べた上で、ちょうどいい時間帯に待ち合わせを設定してくれたのだろう。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep42.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep42.jpg" width="420" height="280" />
</div>
<p>
<span class="cmnt">「面白い物件があるんで、ちょっと見に行きませんか？」</span>
彼にそう言われて、もちろん断る理由など何もない。ついて行くと、JR駅のコンコースへと入って行く。え、JR？と思ったが、改札へは
向かわずにそのまま高架下のショッピングセンターを素通りし、裏口を横手へと抜け出た。<span class="cmnt">「どうです、いい眺めでしょう。」</span>目の前はちょうど水神森駅のホーム裏手、左側には青空を背にしてマルーン色をした本屋のドームがそびえていた。
</p>
<p>
今朝は駐輪場からまっすぐに通路を抜けてしまったので、この小広場に出たのは初めてだ。こちら側からの眺めは少々新鮮だったので、<span class="cmnt">「ええ、いいですね。」</span>と屋根を見上げていると、<span class="cmnt">「いゃ、こっちですよ。」</span>
笑いながら彼が指差すのは、駅と高架線に挟まれた細い空地である。よく見ると、草むらの下で泥にまみれて分かりづらいが、錆付いた線路がそこに横たわっていた。<span class="cmnt">「こんな所に何で線路が!?」「昔、貨物ホームだった場所なんですよ、ここ。」</span>
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep43.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep43.jpg" width="360" height="270" />
</div>
<p>
貨物輸送を行なっていた当時の遺構が、いまだに残っていたのか。工事が始まったらなくなってしまうだろうと彼は残念そうに言ったが、この辺の写真は近くまとめてサイトで公開する予定だと言う。<span class="cmnt">「こっちにもいいものがあります。」</span>変電所のような施設の前を過ぎ、高架下の駐車場とその脇のビルに挟まれた細い路地を抜けて、車道に突き当たる。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep44.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep44.jpg" width="476" height="357" />
</div>
<p>
<span class="cmnt">「あれ、何だと思います。」</span>道路の向こう側は、明るい日差しを浴びた小さな草地だ。良く見るとその中央部は、雑草に覆われつつも少々台形状にこんもりとしている。<span class="cmnt">「ひょっとして…」「そう」</span>
<span class="cmnt">「築堤！」</span>男二人で顔を見合わせ、思わず声高に叫んでしまった。道で話をしていた二人連れの高校生が、訝しげにチラっとこちらへ視線を投げかける。<br />
<span class="cmnt">「どうもここから向こうへも線路が延びてたらしいんですよ。」<br />
「でもどうして築堤なんだろう？」<br />
「この先でJRをオーバークロスして、反対側へまわってたみたいで。」</span>
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep45.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep45.jpg" width="360" height="280" />
</div>
<p>
上から見ると良くわかるからという事で、彼に連れられて目の前のビル裏口へとまわる。重いドアを押して中に入ると、管理人室らしき所に老人が一人で番をしていた。<br />
<span class="cmnt">「やぁ、シンちゃん」「おじさん、屋上借りるよ。」</span>カメラのシャッターを切るポーズをする彼。<br />
<span class="cmnt">「またかい。好きだねー。」「えへへへ」</span>それで話はついたらしかった。
</p>
<p>
裏階段をずんずん登りながら彼は、あの人はこのビルのオーナーで、長屋住まいだった小さい頃からの顔なじみだと教えてくれた。私はおどおどしながら後ろからついて行く。最上階まで登って行くと、屋上へ出る手前の階段室に小さな祠があった。<br />
<span class="cmnt">「おゃ、これは…？」「あぁ、さっきのおじさんが町内の誰かから頼まれて、ここへ奉ったらしいんだけど、何でも由緒ある水神様なんだそうで…。」</span>
</p>
<p>
屋上のドアを開けると空が大きく広がった。すぐ横にはJRの高架線が並んでおり、写真撮影には良さそうだ。その向こうには工場や住宅地の入り混じった街並み、そしてその屋根が果てるあたりにはうっすらと東京湾の水平線が見えていた。<span class="cmnt">「まずはこちら。」</span>彼に従い、親父さんが干したらしい洗濯物の間をすり抜けて行き、裏手のフェンス越しに下を覗く。<span class="cmnt">「おー、線路が良く見える」「でしょ？」</span>
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep46.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep46.jpg" width="476" height="357" />
</div>
<p>
<span class="cmnt">「でぇ、あれがこう通ってこっちへと…」</span>彼は、人差し指で空中に線を描きながら逆側の突端へ歩いて行く。<span class="cmnt">「…つながってたらしい。」</span>
なるほど、直下に見える築堤は線路の延長上だ。誰かが焚き火でもしたのか、空き地の片隅にあるドラム缶から薄い煙がたなびいている。<span class="cmnt">「あれ？」</span>その煙を目で追っていた私は、背後の街並みを見て思わず鳥肌がたった。<br />
<span class="cmnt">「あれは…」「そう。見えるでしょ。」</span>彼が嬉しそうに呟く。<br />
築堤はほんの短い距離で切れているが、その後ろに続く家々の屋根が周囲と明らかに際立って違い、怪しいカーブを描きつつ彼方へと連なっていたのだ。
</p>
<p>
<span class="cmnt">「一旦国鉄の線路から離れて勾配で高さをかせいだ後、乗り越えてたようで」「JRの高架になる前の話ですね」「そうそう。」</span>タイミング良く、高架上を通勤電車が通過して行った。この線には、山手線から転出して来た車両がほぼそのままの姿で走っているので、写真を撮りに来るファンも多いと聞く。電車が通過してしまい、走行音が遠ざかって行くにつれて、何か別な音がしているのに気が付く。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep47.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep47.jpg" width="476" height="360" />
</div>
<p>
<span class="cmnt">「あ、これか。ちょっと失礼。」</span>彼はポケットからケータイを取り出すと、電話に出た。<span class="cmnt">「ハイ。…えぇ。…は？…はぁ、でも俺、今日非番なん…」</span>
そこで電話は相手方から一方的に切られてしまったようだ。彼はしばし考え込んでから、<span class="cmnt">「申し訳ない。なんか呼び出し食らっちゃたもんで、今日はここまでという事で。」「あ、そうっすか。残念だけど、楽しかったですよ。」「ほんと、お茶でもしながらゆっくりと話したかったのにね、近くにコーヒーの美味い店もあるし。」「もしかしてあそこ…？」</span>
私が指差す先を目で追うと、彼は一瞬の間をおいた後、顔をほころばせてコックリと頷いた。どうやら当たりのようだ。
</p>
<p>
<span class="cmnt">「じゃ、ここで。」「あ、また。」</span>ビルの出口で二人は別れた。<span class="cmnt">「そうだ、これを忘れてた。」</span>去り際に彼は、一枚の地図を渡してくれた。住宅地の上に、廃線跡を示すオレンジ色のマーカーがどこまでも引かれている地図だった。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep48.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep48.jpg" width="220" height="165" />
</div>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ビラ配りガール</title>
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    <id>tag:hkuma.net,2007:/sect//2.402</id>
    
    <published>2007-05-30T10:02:25Z</published>
    <updated>2007-05-31T13:09:03Z</updated>
    
    <summary> あたしに任せなさいって。もう何年このバイトやってると思ってんの。こんなの小一時...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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        <category term="訪問記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://hkuma.net/sect/">
        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<div class="img-center">
<img alt="secrep49.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep49.jpg" width="320" height="240" />
</div>
<p>
あたしに任せなさいって。もう何年このバイトやってると思ってんの。こんなの小一時間で全部配ってみせるから。だいたいね、配る時のノウハウってもんがあるんだから、そういうのを意識して出来ないヒトはハッキリ言ってダメ。そう、こうやって自然な笑顔で、挨拶をする。決して歩く人の進路を邪魔しちゃいけないよ。相手の取りやすい位置はどこかを考えて、サッと目に付きやすいように出す。そして手渡そうとする瞬間に、チラシじゃなくて中のティッシュが良く見えるようにね。
</p>
<p>
両手に荷物持ってる人は差し出したって受け取れないよね？相手がイヤイヤした時も素直に引っ込める。走ってる人、進路を変えた人はまず無理ね。その他の人に集中した方が配り逃しがない。ん、今のおばさん2回目！でも知らんぷりして渡しちゃうの。だってそれで広告見てくれる確率が2倍になるんだから、儲けモンでしょ。こっちも早くさばけて助かるしね。
</p>
<p>
あ、お兄さんそっち逃げたら危ない！あーぁ、柱に衝突しちゃったョ。あらら、鼻血が…。ちょっとそちらのベンチで休んだ方がいいですよ。あのー、売店のお姉さ～ん、ティッシュ持ってないですか、この方、血が出ちゃって。え？あそうか、私、持ってるんだった…　配る程、たくさん。
</p>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>

タイトルはチョッと変えました。これで当初予定のサイドストーリーは完了ですが、あと2編ほど追加予定です。え？もういい？まぁそう言わずに(^^;)]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>東葛地方のむかし話</title>
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    <published>2007-06-02T10:41:37Z</published>
    <updated>2007-06-02T11:44:18Z</updated>
    
    <summary> 地域の伝承として、こんなお話があるそうです。長くなるのであらすじだけ。 昔々、...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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        <category term="訪問記" />
    
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        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<p>
地域の伝承として、こんなお話があるそうです。長くなるのであらすじだけ。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep50.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep50.jpg" width="320" height="240" />
</div>
<p>
昔々、この近在に葛太郎という一人の男が住んでいた。葛太郎は働き者の百姓で信心深く、毎日せっせと畑仕事に精出していたが、ある年、日照りが続き作物がだめになりかけた。それで思い立って竹筒を持って大神宮へと雨乞いのお水をもらいに行くが、その途中で道に迷ってしまった。
</p>
<p>
深い森の中、池の畔で泣いているおなご。「わたくしはこの池のものですが、おなかがすいて動けないのです。」葛太郎は不審に思ったが、可哀想なので持っていたお握りをやる。食べ終わると「あぁ、助かりました。ところであなた様は何でこんな所へ？」日照りでお参りの途中、道に迷って困っている事を告げると、たちまちにしておなごは竜へと変身し、葛太郎を背中に乗せて空へと舞い上がった。地上を離れると周囲は一面真っ白な世界となり、彼は何だか夢の中へと落ちて行くような心持ちで、龍の背中で居眠りをしてしまった。
</p>
<p>
気がつくと夕暮れの刻、葛太郎は自分の家の畑の中に立っていた。夢だったのだろうか。懐に携えていた筈のお握りと竹筒はなくなっていたが、ふと見ると片手には竜の髭のような切れ端が。途端に雨が降り始め、おかげで作物は水を得て生き生きと蘇ったので、彼は髭を小さな社に納め、以後手厚く祀ったという事だ。
</p>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>水３系統バス</title>
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    <id>tag:hkuma.net,2007:/sect//2.405</id>
    
    <published>2007-06-06T11:24:33Z</published>
    <updated>2007-06-08T10:40:50Z</updated>
    
    <summary> 「珈琲煎香」で、あの時のバスの運転士に出会った。ちょうどその日の乗務を終え、食...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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    </author>
    
        <category term="訪問記" />
    
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        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<p class="prolog">
「珈琲煎香」で、あの時のバスの運転士に出会った。ちょうどその日の乗務を終え、食事をしながらマスターと話をしているところだったので、私も仲間に加わった。言葉使いは少々乱暴だけど、いい人のようだった。
</p>
<div class="img-center">
：
</div>
<p>
ここの路線もだいぶ乗る人が減ったなぁ。え？下快バス？　いや違う、そこから分社化した東葛バスの受け持ちなんだ、バスの色は同じだけどね。運転手はベテランばっかりだから、お年寄りも安心して乗れるよ。発進と停止のテクニックだったら任せておけってもんさ。床に煙草のハイライト立たせて置いたって倒れやしないよ。いや、ウソウソ、それは冗談だけどさ、それだけやさしい運転を心がけてるって事よ。
</p>
<div class="img-center">
<a href="http://hkuma.net/sect/secrep51.html" onclick="window.open('http://hkuma.net/sect/secrep51.html','popup','width=640,height=480,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://hkuma.net/sect/secrep51-thumb.jpg" width="460" height="345" alt="" /></a><br />
<span class="small-line">クリックで拡大</span>
</div>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<p>
先日もある停留所からおばあさんが一人で乗って来てね。ちゃんと着座したのを確認してから、ゆっくりと発進させたの。ところが、終点に近づいて民家のない工場地帯に入っても降りる気配が無いんだね。もう他の乗客は誰もいないしさ。ついに折り返し場まで着いちゃったんで、バスを停めてから座席に見に行ったのさ。日も暮れてたし、何となくいやな予感がしたんだ。
</p>
<p>
おばあさん、うつ伏せに前の席にもたれかかって…　う、動かない。やばい。
</p>
<p>
一瞬息してないかと思ったけど、スースーと眠ってましたよ。気の毒とも言ってられないんで、トントンって起こしたさ、勿論。そしたらね、<span class="cmnt">「あらー、あまりに揺れなかったもので、すっかり寝込んじゃった。」</span>だってさ。それで折り返す帰りの途中で下車したんだけど、心配して停留所まで様子を見に来た娘さん…　だろうねあれは、反対方向のバスから降りて来たおばあさんを見てビックリしてたよ。
</p>
<p>
降りぎわに、<span class="cmnt">「あの、料金はどこへ…」「あ、回送なんで頂けないんですよ。ほんとうはお乗せしちゃいけない決まりですから。」「そうですか、すみませんでした。じゃ、チョット待って…　これを…」</span>　おばあさん、巾着の中をゴソゴソやって私に紙包みを握らせるもんで、<span class="cmnt">「困ったなぁ、個人的にもらってもまずいし」</span>と思いつつ見ると、飴玉が三つほど。子供なんだね、あの年代から見ると俺も。もうすぐ定年だっちゅうのに。
</p>
<p>
<span class="cmnt">「足元にお気をつけて。またどうぞご利用下さい。」「ありがとう。天国みたいな乗り心地だったヮ」</span>だって。危うく昇天させちゃうとこだったか？ハハハ。だからね、それだけ丁寧な運転するって事さ。床にハイライト立たせて置いたって倒れやしないよ。え？さっき話したっけ、これ。
</p>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>

<p>
サイドストーリーは、これで終了です。さて、本編の方も次で最終話となります。
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>水神もりの物語（■最終話）</title>
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    <published>2007-06-10T06:45:00Z</published>
    <updated>2010-03-02T13:45:07Z</updated>
    
    <summary>水神もりの物語、最終話となりました。「下総快速鉄道 水神森駅　～終端駅のセクショ...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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        <category term="訪問記" />
    
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        <![CDATA[<p>水神もりの物語、最終話となりました。「下総快速鉄道 水神森駅　～終端駅のセクション～」の連載は今回で終了となります。製作記から含め、長い間お付き合い頂きありがとうございました。</p>

<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<p class="prolog">
ネットの彼と分かれた後、私は一人で少し線路跡を辿ってみようと考えた。地図で見ると少々距離がありそうだったし、また取りに戻っ
て来るのも面倒なので、ここからそのまま自転車で行く事にした。駐輪場から自転車を出して来て築堤脇から走り出そうとすると、ドラム缶の脇で、先ほど管理人室にいたビルオーナーの老人がちょうど火の始末をしているところだった。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep52.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep52.jpg" width="320" height="240" />
</div>
<p class="prolog">
<span class="cmnt">「先ほどはどうも。」「おや、シンちゃんのお友達の方だったかな？」</span>　ビルが建つ以前からの近所の住人という事で、老人にこの築堤について聞いてみたが、どうもあまり詳しくは知らないようだ。ただ、当時ここから線路が延びていたのは事実だそうで、貨物列車が走るのを良く見かけたし、時々はそれに混じって電車も通っていたような記憶があるという事だった。シンちゃんもこの話は聞いただろうか。
</p>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
        <![CDATA[<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<p>
さて、老人に別れを告げて、いよいよ線路跡探索のスタートだ。ところが、上からはあんなにハッキリと見てとれたのに、地上でそれをトレースして行くのはなかなかに難しかった。<span class="cmnt">「廃線趣味の人は良くやるよな。」</span>そんな事を考えながら住宅地の合間を何とかJRとの交差地点らしき所までは到達出来たが、そこには当然ながら遺構らしきものは何一つ見あたらなかった。
</p>
<p>
水溜りでジメジメした高架下の歩道を抜け、反対側へと出ると、そこからの探索はこれまで以上に困難を極めた。走ってゆくと突然行き止まりで人家の裏庭に入り込んでしまったり、通って良いのか悪いのか迷うような工場の資材置き場を抜けたり、しまいにはもう方向感覚さえおかしくなり、頭の中が混乱して来た。そのうち、日の傾いて来た空に浮かぶ雲が、グルグルと不規則な円運動を始める。何だか空全体が暗転してゆがんで来たような心持ちだ。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep53.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep53.jpg" width="280" height="398" />
</div>
<p>
巨大な送電鉄塔や工場のタンクが、上から体をかがめて私を覗き込む。遠くから聞こえて来る<span class="cmnt">「ガシン、ガシン」</span>という機械の音が、頭の奥に共振して響きだす。段々と目の前の景色が黄色いフィルターをかけたようになって、全身から冷や汗が出て来るのがわかる。やばいな、朝から飲まず食わずでずっと走り通しだったので、どうやら脱水症状になったようだ。自転車を降り、どこかに飲み物でも無いかと歩を進めるが、既に足がよろけ出して来た。思わずその場にしゃがみ込んで目をつぶり、しばらくじっと我慢する。
</p>
<div class="img-center">
：
</div>
<p>
<span class="cmnt">「グァーン」</span>　突然耳元で鳴り響く轟音で我に返った。いつの間にか路地裏を抜けた私は、広い殺風景な道路脇の草むらの中に佇んでいた。その道路と草地の境に敷いてある線路の上を、茶色の小さな機関車が今まさに私を横目に見ながら追い越し、走り去って行く所だ。引っ張ってきた自転車は気を失う前に無意識のうちに放り出したらしく、脇の潅木の所にあさっての方を向いて引っかかっていた。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="pike62.jpg" src="http://hkuma.com/rail/image/pike62.jpg" width="190" height="280" />
</div>
<p>
<span class="cmnt">「え？ここは！」</span>　それは<a href="http://hkuma.com/rail/pikrep04.html" target="_blank">デジャヴ</a>のような光景だったが、自分自身この場所に来た経験の無い事は明らかだ。<span class="cmnt">「ここにつながっていたのか...、...な？」</span>
</p>
<p>
実際につながっていたのか、いなかったのか、その場では結論が出なかった。何しろどこをどう走ってそこへたどり着いたのか、そのあたりの意識が朦朧としているのだから。<span class="cmnt">「後で彼に聞いてみるか」</span>足元には、朽ち切った枕木のような木片が地面から少し顔を覗かせている。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="pike66.jpg" src="http://hkuma.com/rail/image/pike66.jpg" width="224" height="264" />
</div>
<p>
道路はロープを張って一時的に封鎖されていたが、列車が通過すると同時に、それを監視していた作業員たちがヤレヤレという感じで即席踏切の後片付けを始めた。道に出来ていた何台かの車の列は、ロープが解かれると共に静かに走り去る。すぐ脇の歩道上には一人の男がいて、私と同じように機関車を興味深げに見送っていた。
</p>
<p>
列車が彼方のヤードの方へ行ってしまうのを見送り、私は自転車を押しながらトボトボと道路を渡った。ちょうど工場の横手に自動販売機があったので、そこでジュースを一本買って飲んでいると、事務所の中から帰り支度をした初老の男性が駐車場の白い車に向って歩いて来た。私は思い切ってさっきの機関車について尋ねてみた。<br />
<span class="cmnt">「アッハッハ、今日は大当たりの日だな。君で二人目だ。」</span>その人は愉快そうに笑って、<span class="cmnt">「ちょっと、こっちへ。きっと気に入る物があるよ。」</span>と私を駐車場の奥へと手招きした。
</p>
<p>
階段を登ると、驚いた事にそこは小さなホームだった。目の前は林立するコンビナートのパイプ群、そしてその向こうで、地平線近く薄雲の下へと降りて来た夕陽が、本日最後の輝きを見せ始めたところだ。
</p>
<div class="img-center">
：
</div>
<p>
それから水神森の工事は順調に進み、数年後に地下線が開通すると同時に、味のある地上駅は跡形も無く消え去ってしまった。駅跡は今はまだ工事用のフェンスに囲まれて再開発の整備中だが、やがて電鉄系のショッピングビルと、一部は公園になる予定との事だ。この線を走っていた小さな電車達は、大型の次世代車両へとバトンタッチして廃車になったが、唯一あの茶色い主だけは、どこかに静態保存されるという噂である。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep55.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep55.jpg" width="360" height="270" />
</div>
<p>
ネットの彼は相変わらず精力的にサイト更新に励んでいるが、昨今は地下線開通がらみのニュースで取材に追われているようで、返信は多少滞りがちだ。例の喫茶店の建物も駅と一緒に取り壊されたが、跡地に建つビルにテナントとして入るらしいと、その彼からのメールで知らされた。あの貨物線と謎のホームの件については彼も初耳だそうで、今度一緒に工場へお話を伺いに行こうという事になっている。
</p>
<p>
そうそう、開業後しばらくしてピカピカの地下駅を訪問してみた私は、改装なって広く綺麗な島式のホームでキビキビと働いている駅員の彼を発見した。嬉しくなり声をかけたが、懐かしいあのベンチはもちろん失われてしまったそうで、二人にとっては少々残念な事だった。勤務中なので多少遠慮しつつホームのベンチ脇で話していると、ふいに誰かに背中をツンツンとつつかれた。振り返ると、そこには売店のボックスから出て来たおばちゃんが立っており、笑いをこらえながら<span class="cmnt">「牛乳いかが？おごるわよ。」</span>と白い瓶を差し出したのだった。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep54.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep54.jpg" width="476" height="517" />
</div>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>

<div class="storybox">
<div class="curve-head"><div></div></div>

<p class="prolog">
...という所で目が覚めました。どうやら床に腹ばいになって完成したセクションを眺めているうちに、又そのまま居眠りしてしまったみたいです。背中の感触に寝そべったまま振り返ると、そこには手に茶碗とシャモジを持ち、足先で私の背中をツンツンしているカミさんの姿が...。ニヤっとして、<span class="cmnt">「寝てたでしょ...。ご飯。」</span>とのお言葉。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="sect234.jpg" src="http://hkuma.net/sect/sect234.jpg" width="172" height="240" />
</div>
<p class="prolog">
いつの間にか日もすっかり傾いて、窓の外にはオレンジ色から青紫へと段々に変わるグラデーションの空が広がっていました。<span class="cmnt">「あぁ、何てストーリーなんだ」</span>夢とはいえなかなか琴線に触れる展開でしたが、ちょっと複雑な気分でもあるんです。だって、これを公開してしまうと、次は<span class="cmnt">「地下駅のセクション」</span>を作らねばならなくなりそうですからね。え？ 作りませんよ、絶対に...、たぶん...。
</p>
<div class="img-center">
<img alt="secrep56.jpg" src="http://hkuma.net/sect/secrep56.jpg" width="320" height="240" />
</div>

<div class="curve-bottom"><div></div></div>
</div>
]]>
    </content>
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    <title>おわりに</title>
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    <published>2007-06-17T09:36:03Z</published>
    <updated>2008-10-04T03:03:14Z</updated>
    
    <summary>皆様、ありがとうございました。一段落したところで、本ページに対するコメント・トラ...</summary>
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        <name>H.Kuma</name>
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        <category term="製作記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://hkuma.net/sect/">
        <![CDATA[皆様、ありがとうございました。一段落したところで、本ページに対するコメント・トラックバックは spam避けのためにクローズとさせて頂きました。

今後もし何かありましたら、<a href="http://hkuma.net/tsn/">Blog</a> か <a href="http://hkuma.com/bbs/wf/wforum.cgi">掲示板</a> の方へコメントをお願いします。製作法、撮影、写真加工等について、あまり詳細を記載出来なかった内容についても、ご質問などありましたらお答えしたいと思います。
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    <title>お勧め記事</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://hkuma.net/x/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=572" title="お勧め記事" />
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    <published>2007-09-17T12:33:54Z</published>
    <updated>2008-10-04T03:01:30Z</updated>
    
    <summary>主だった記事へのリンクも兼ね、掲載分の写真の中からピックアップしてサムネイルを貼...</summary>
    <author>
        <name>H.Kuma</name>
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        <category term="製作記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://hkuma.net/sect/">
        <![CDATA[主だった記事へのリンクも兼ね、掲載分の写真の中からピックアップしてサムネイルを貼り付けておきます。

[<a href="/sect/cat10/">製作記</a>]
<a href="/sect/2005/06/post_1.html"><img src="/sect/thumbnail/sect01_t.jpg" width="71" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2005/06/post_2.html"><img src="/sect/thumbnail/sect03_t.jpg" width="74" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2005/11/post_7.html"><img src="/sect/thumbnail/sect08_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2005/11/post_11.html"><img src="/sect/thumbnail/sect14_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2005/12/post_12.html"><img src="/sect/thumbnail/sect16_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2005/12/post_14.html"><img src="/sect/thumbnail/sect19_t.jpg" width="81" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2005/12/post_15.html"><img src="/sect/thumbnail/sect20_t.jpg" width="57" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/01/toilet.html"><img src="/sect/thumbnail/sect23_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/01/post_19.html"><img src="/sect/thumbnail/sect31_t.jpg" width="61" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/02/post_23.html"><img src="/sect/thumbnail/sect42_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/02/post_22.html"><img src="/sect/thumbnail/sect46_t.jpg" width="62" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/04/post_26.html"><img src="/sect/thumbnail/sect57_t.jpg" width="53" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/05/post_29.html"><img src="/sect/thumbnail/sect65_t.jpg" width="41" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/06/post_31.html"><img src="/sect/thumbnail/sect70_t.jpg" width="51" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/07/post_32.html"><img src="/sect/thumbnail/sect73_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/07/post_33.html"><img src="/sect/thumbnail/sect80_t.jpg" width="66" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/07/post_34.html"><img src="/sect/thumbnail/sect84_t.jpg" width="85" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/08/post_38.html"><img src="/sect/thumbnail/sect96_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/08/post_39.html"><img src="/sect/thumbnail/sect100_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/09/post_40.html"><img src="/sect/thumbnail/sect103_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/09/post_42.html"><img src="/sect/thumbnail/sect105_t.jpg" width="83" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/10/post_44.html"><img src="/sect/thumbnail/sect112_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/10/post_45.html"><img src="/sect/thumbnail/sect116_t.jpg" width="54" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/10/post_47.html"><img src="/sect/thumbnail/sect120_t.jpg" width="62" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/12/post_50.html"><img src="/sect/thumbnail/sect136_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/12/post_52.html"><img src="/sect/thumbnail/sect140_t.jpg" width="49" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/12/post_53.html"><img src="/sect/thumbnail/sect146_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2006/12/post_54.html"><img src="/sect/thumbnail/sect150_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/01/post_57.html"><img src="/sect/thumbnail/sect170_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/01/todo.html"><img src="/sect/thumbnail/sect173_t.jpg" width="82" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/01/post_58.html"><img src="/sect/thumbnail/sect177_t.jpg" width="82" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/01/post_60.html"><img src="/sect/thumbnail/sect181_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/01/post_62.html"><img src="/sect/thumbnail/sect18a_t.jpg" width="62" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/01/post_61.html"><img src="/sect/thumbnail/sect187_t.jpg" width="21" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/01/post_64.html"><img src="/sect/thumbnail/sect195_t.jpg" width="66" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/02/post_65.html"><img src="/sect/thumbnail/sect202_t.jpg" width="32" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/02/post_69.html"><img src="/sect/thumbnail/sect219_t.jpg" width="55" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/02/post_70.html"><img src="/sect/thumbnail/sect232_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/02/post_71.html"><img src="/sect/thumbnail/sect237_t.jpg" width="72" height="48" alt="image"></a>

[<a href="/sect/cat19/">訪問記</a>]
<a href="/sect/2007/03/1.html"><img src="/sect/thumbnail/secrep04_t.jpg" width="91" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/04/post_73.html"><img src="/sect/thumbnail/secrep14_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/04/post_77.html"><img src="/sect/thumbnail/secrep152_t.jpg" width="63" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/04/2.html"><img src="/sect/thumbnail/secrep26_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/05/post_80.html"><img src="/sect/thumbnail/secrep30_t.jpg" width="44" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/05/post_81.html"><img src="/sect/thumbnail/secrep33_t.jpg" width="57" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/05/post_82.html"><img src="/sect/thumbnail/secrep39_t.jpg" width="50" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/05/3.html"><img src="/sect/thumbnail/secrep47_t.jpg" width="63" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/06/post_84.html"><img src="/sect/thumbnail/secrep50_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/06/post_85.html"><img src="/sect/thumbnail/secrep51_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a> <a href="/sect/2007/06/post_86.html"><img src="/sect/thumbnail/secrep55_t.jpg" width="64" height="48" alt="image"></a>
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    </content>
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    <title>終端駅のセクション</title>
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    <published>2007-09-19T10:00:00Z</published>
    <updated>2008-10-04T09:14:58Z</updated>
    
    <summary>このページでは、市販のカラーボード（470x320mm）上に作成した Nゲージ私...</summary>
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        <name>H.Kuma</name>
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        <category term="製作記" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://hkuma.net/sect/">
        <![CDATA[このページでは、市販のカラーボード（470x320mm）上に作成した Nゲージ私鉄小支線の終端駅セクションを公開しています。プランは駅舎と対向式ホームを斜めに配し、駅への進入口にあたる分岐機もカーブポイントを使用して敷地を有効に使用しています。JRの駅に寄り添うように立地しているという設定で、隣接部分に高架線を設置してアクセントとしました。また、反対側にはバス通りと大型ショッピングセンターの建物を一部だけ作り込んで、周囲の景色へと広がりをもたせました。製作期間は約1年と8ヶ月、その後訪問記を書いたりもしておりますので合わせてご覧頂ければと思います。

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<img alt="sect238.jpg" src="http://hkuma.net/sect/sect238-thumb.jpg" width="320" height="213" />

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