2008年06月15日

●岸 由一郎さんのこと

このたびの岩手宮城内陸地震において、鉄道博物館学芸員でいらっしゃる岸由一郎さんが亡くなられたとの事、大変残念です。手元に岸さんのお人柄がとても良く滲み出ている写真があるのですが、肖像権に配慮してこちらをご覧いただきたいと思います。閉館を翌年に控えた2005年11月、秋葉原の交通博物館内、旧万世橋駅への入口にて撮らせていただいたものです。

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岸さんとはネット上でのお付き合いが長く、弊サイト開設当初よりしばしばメールでやりとりをさせてもらっていました。何篇か記事の執筆をお願いし、掲載させていただいたりもしております。掲示板の方へも色々と貴重な情報をお寄せいただき、最近では「でん」さんというハンドル名にて時々書き込みをして下さっていました。

実際にお会いしたのはこの時が最初で最後になってしまいました。交通博物館の閉館前に旧万世橋駅をご案内しますよ、という事で特別にお誘いをいただき、一人で出かけて行った時のものです。事務所でまずご挨拶をしましたが、そのお顔立ちや話し方共にとても柔和で穏やかな方という印象がしました。学芸員というご職業柄からでしょうか、説明がとても丁寧で誰にでも分かりやすく配慮されているのに感心しました。その後、鍵と懐中電灯を持たれた岸さんと二人で、暗い万世橋駅の階段を登って行きました。旧ホームへのドアを開け、行き交うオレンジ色の電車を眺めながら、しばしあの階段に座って歓談した事を思い出します。

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岸さんはかの「鉄道廃線跡を歩く」のシリーズでも頻繁に記事を書かれていましたね。今日は山に入ってあの物件を調べて来ましたよー等と、時々は書籍の発刊に先行して興味深いお話を聞かせてもらったりもしておりました。お忙しい業務の間を縫って、実際に自分の足で廃線跡を丹念に調べ記事にするというスタイルは、その性格から来るものだったのかも知れません。

交通博物館の閉館以降は大宮の鉄道博物館開館準備に奔走され、晴れて昨年秋にオープンの運びとなりました。開館の際にはニュース番組やあのタモリ倶楽部へも出演されていましたね。私も早く新しい職場にお邪魔してご挨拶したいと思っていましたが、それも果たせなくなってしまいました。

交通博物館を訪問した際の帰り際、記念に一枚撮らせて下さいとお願いすると、はにかみながら展示室の入口前でポーズをとって下さいました。柔らかに微笑んだその写真が、私の岸由一郎さんの思い出です。謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。

岸さんゆかりの方々(追記:06/19)
http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2008/06/post_803.html
http://slowjams.seesaa.net/article/100623000.html
http://bokukoui.exblog.jp/8391261/
http://ch09708.kitaguni.tv/e559071.html
http://yaplog.jp/masuminmasumin/archive/4512
http://d.hatena.ne.jp/katamachi/20080615/1213538384
http://blog.livedoor.jp/kugkusk3/archives/50994919.html
http://ameblo.jp/atarashikimura/entry-10107066414.html
http://sugizaki.oline.jp/?eid=958818
Posted by H.Kuma at 22:57 | Comments [7] | Trackbacks [2]

●岩手宮城内陸地震

今回の地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りし、被害を受けられた方にはお見舞い申し上げます。また現在行方不明となられている方々について、一刻も早く救出される事を願っております。ご存知の通り、弊サイトへも何篇か記事を寄稿していただき、掲示板の方へもしばしば登場して下さった鉄道博物館学芸員の岸由一郎さんも行方不明となっておられます。無事救出される事を心よりお祈りしたいと思います。

Posted by H.Kuma at 16:40 | Comments [2] | Trackbacks [0]